【大田区】区の都市計画マスタープランを元に、大森学園高等学校でマインクラフトを使ったSDGs関連学習が行われました
マインクラフトはマイクロソフトが運営するゲームで、四角いブロックを使って建造物を作るなど創造性が高く世界的にも人気ですね。
大森学園高等学校では、今年度の授業でこのマインクラフトを活用した授業を行ってきたそうです。
授業を考案したのは、マイクロソフト認定教育イノベーター(MIEE)でもある、情報科の杉村譲二先生。
これまでの知識偏重の授業・資格取得の講座などを受け持つ中で、生徒や学校のためにもPBL学習(問題解決型学習)や探究系の課題を取り入れ、大森学園としての特色を出した授業をしたいと考えていました。
そしてピックアップした候補の中から「ビジュアル型のプログラミング学習」の導入を目指し、そのツールとしてマインクラフトにたどり着きます。
しかし、プログラミングを学べる一方、ゲームとしての側面も強いため、マインクラフトのための授業になってしまわないかという問題が生まれます。
そこで、PBL学習の要素を取り入れるため、大田区の都市計画マスタープランを元に、「こんな建築があれば私たちが住む大田区はもっと良くなる」というテーマで学習を進めていくことにしました。
このテーマはSDGsの11番目の目標である「住み続けられるまちづくりを」の達成への取り組みでもあります。
↓発表の終盤で実際に授業で作成された建築物の画像も登場しています。
杉村先生は、この授業を通して生徒が「新しく何かクリエイトする力」や「問題発見および解決能力」を身につけ、社会に貢献できる高次な学びを得て欲しいと考えています。
生徒の皆さんには、大田区だけでなく、日本の住み続けられるまちづくりに貢献できるような人材になっていただきたいですね。
大森学園高等学校の今後の取り組みにも注目です。